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アニメ不毛の地に住むオタクのブログ

白銀の墟 玄の月 1巻、2巻

十二国記18年ぶりの新作長編がやっと出ました。舞台はついに戴国へ。 蓬莱の泰麒の様子が描かれた十二国記0巻といえる『魔性の子』、泰麒が驍宗を王に選ぶまでが描かれた『風の海 迷宮の岸』、各国が協力して泰麒を救出する『黄昏の岸 暁の天』に続く物語。『黄昏の岸 暁の天』で帰還した泰麒が戴国へ帰還。ついに驍宗を探す旅がはじまります。

驍宗を探す李斎と泰麒。協力者が増えていき驍宗の手がかりを追っていく。1巻の序盤で、それっぽい男の描写があったので、意外と早く合流となって阿選討伐準備がされるかと思いきや、2巻まで終わっても、驍宗との合流は叶わず。

泰麒は民を救うため途中で李斎と別れ白圭宮へ。泰麒と別行動になったことで、李斎は驍宗の死がまったくわからない状態に。死亡した武将は本当に驍宗なのか。泰麒、李斎の視点で物語が進んでいきますが、互いの時系列が描写順なのかはわかりません。

18年ぶりの新刊はファンタジー以外にミステリー要素も感じます。