ロクでなし魔術講師と追想日誌5巻
『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』の短編集第5巻。
グレンが天災教授の発明に振り回されるドタバタ展開な『勃発、愛の天使戦争』、イヴが特務分室の室長だったころの話『室長サマの憂鬱』、魔術に失敗して猫の姿になってしまたシスティーナの『猫になった白猫』、虫歯の治療から逃げる『リィエル捕獲大作戦』、特務分室時代のジャティスとグレンの正義がぶつかる『THE JUSTICE』の5編。
感想
グレンとジャティスの話を除き、コメディ色強め。
ロクな部下がいない室長の苦労が見られる『室長サマの憂鬱』が一番よかったです。イヴさん、最初の頃はできる女性みたいな感じでしたが、最近ではポンコツ臭がしますね。
あいかわらず、ジャティスはぶっとんでますね。
ゲーマーズ!12巻 ゲーマーズと青春コンティニュー
白銀の墟 玄の月 1巻、2巻
十二国記18年ぶりの新作長編がやっと出ました。舞台はついに戴国へ。 蓬莱の泰麒の様子が描かれた十二国記0巻といえる『魔性の子』、泰麒が驍宗を王に選ぶまでが描かれた『風の海 迷宮の岸』、各国が協力して泰麒を救出する『黄昏の岸 暁の天』に続く物語。『黄昏の岸 暁の天』で帰還した泰麒が戴国へ帰還。ついに驍宗を探す旅がはじまります。
驍宗を探す李斎と泰麒。協力者が増えていき驍宗の手がかりを追っていく。1巻の序盤で、それっぽい男の描写があったので、意外と早く合流となって阿選討伐準備がされるかと思いきや、2巻まで終わっても、驍宗との合流は叶わず。
泰麒は民を救うため途中で李斎と別れ白圭宮へ。泰麒と別行動になったことで、李斎は驍宗の死がまったくわからない状態に。死亡した武将は本当に驍宗なのか。泰麒、李斎の視点で物語が進んでいきますが、互いの時系列が描写順なのかはわかりません。
18年ぶりの新刊はファンタジー以外にミステリー要素も感じます。
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない9巻
ついに妹モノを書くと決めた主人公。
妹がいるのに妹モノを書くことに悩みながらも書き上げていく。 取材と称したあいかわらずのイチャイチャもあり良かった。 文化祭ではWピース先生や舞たちとのからみも。
非常に気になる終わり方で、次巻が非常に気になる。
本能寺から始める信長との天下統一
高校の修学旅行で主人公・黒坂真琴が戦国時代へタイムスリップ。
一時期乱発された女体化系ではなく、ちゃんと武将は男でした。歴史を扱ったライノトベルでは逆に珍しいパターンかもしれません。
歴史系を除けば、よくある知識に価値を見出される系で、ハーレムができるような物語でした。テンポよく話が進み読み易く、面白い作品でした。
数字で救う! 弱小国家 4巻 平和でいられる確率を求めよ。ただし大戦争は必須であるものとする。
あらすじ
紆余曲折の果てに、契を結んだソアラとナオキ。女王となったソアラは一児の母となり、そしてナオキは王配(女王の夫)としてソアラを助けつつ、宰相としての職務を日々こなしていた。 なぜかちゃっかり宮廷女官長兼ナオキの愛人(女王陛下公認)におさまっているテレンティアが、しっかりナオキとの子を作っていたりするが、それはさておき、弱小国ファヴェールは平和であった。 ――そのはずだったのだが。 ファヴェールが所属する国家同盟と、他の諸国連合の関係が悪化。史上最大規模の、『国家連合同士の大戦』が迫る。
感想
異世界転移、内政系。数学理論がメイン武器という珍しいさく品の第4巻。
前巻からは5年経過しており、トゥーナも成長し、主要キャラとなっています。 ヒロインは出産しているし、主人公は普通に愛人がいて、さらに愛人との間に子供までいるという、なかなかない展開になっていました。
今巻から新章であり、序盤は新たに主要キャラとなったトゥーナ中心で話が進み、徐々にセリザワ宰相とソアラ女王のターンになっていきます。
今巻からは大戦争がはじまり、スケールが大きくなっています。 今後の展開が楽しみです。
乃木坂明日香の秘密4巻
幼馴染回でした。
ただ、あまりヒロインに昇格したという感じはなく、別に幼馴染回は要らなかったのでは……